大学に入ると大学生として何を学ぶべきかを自分で決めなければなりません。
高校までは、学校や塾の教師が指示を出していたかもしれませんが、大学で勉強する方法を教えてくれる人はほとんどいません。
多くの人は、どのクラスを取るか、講義を聞く方法、勉強する時間、試験の準備方法、メモを取る方法を事前に教えられなかったりしますよね。
今回は、大学での学習方法と勉強法を紹介します。

まず、前提として大学は積極的に勉強する場所です。
高校までの授業は、決めた教科書の内容を教えられ授業を受けたという点で「受動的」な性質でした。
一方、大学では、学校が何かを教えるというよりもを自分で何を学ぶかを選ぶことが可能です。それにより学生の選択の自由が増えます。
大学では、学生には決まった時間割は与えられませんが、学生は自分の意思で選んで授業に出席します。
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例えば、私の専攻は化学でしたが、化学に加えて、経済学や経営学などの興味のある分野で多くの授業を受けました。通常の大学の授業は90分で1コマの授業となっています。中には週に4回しか授業を受けずに、週に4日間は休み!なんて大学生もいます。時間割の作り方によって色々な選択肢が増えます。
逆に言うと、自由を増やすということは、自分の興味や意図に従って学習しなければ、知識を習得することなく4年間の大学生活が終わる可能性があるということです。それが大学環境の良い点であり、同時に怖い点でもあります。あなた自身を管理できることが重要です。
大学生の勉強時間は?
「大学生になったときに勉強する必要はない」と考える人が多いでしょう。確かに、勉強ではなく、サークル、アルバイト、飲み会などで時間を過ごしている大学生を描いたドラマや小説がたくさんあります。
実際はどうでしょうか?
有名なデータですが、文部科学省が発表した日米の大学生の学習時間を比較したデータでは、米国の1年生は週に約14時間自分で勉強しています。
一方で、日本の1年生は約9時間しか勉強してないというデータがあります。(文系の学科)
理系の学科の学生も同様にアメリカの学生に比べて学習時間が少ない傾向にあります。
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(ちなみに研究室などに入り卒業研究を行う場合は週に約30時間が理系の平均となります。このデータだけでも理系の学部や学科の実験が勉強で忙しいイメージがつくと思います。)
なぜ、勉強量が少ないか?
この背景としては大学生で真剣に勉強するのが少しダサいと言うイメージがあるからかも知れません。
例えば弊社では大学生のための塾として指導していますが、保護者から聞こえる声は「大学生になっても塾に行くなんて恥ずかしい、、。」などと話してくる生徒さんの保護者もいます。
ですが本当にそうでしょうか?勉強を始めるのに遅いことはありません。むしろ高校までの勉強は受動的であったが大学からの勉強は能動的になり自信を持って話して良いことだと思います。
このような環境の影響を受けて、最初は学習に熱心だった人でさえ、「学習する必要はない」という気分に陥る傾向があります。
しかし、あなたがまったく勉強しないか、大学での最初の目標を忘れても、それは勿体無いです。キャンパスの自由な空気に邪魔されないようにするには、大学受験の時に「勉強のために大学に行きたい」「大学に行きたい」などの明確な目標があったと思います。それを思い出して欲しいと思います。
期末試験の勉強方法に関して
期末試験の1つ目のステップは、過去問題を入手することです。
同じ科目でも担当する教授の種類によって問題が異なるため、サークルの先輩から過去の質問を受けたり、試験の特性を聞いたりするなどの情報を収集することは不可欠です。
ココがおすすめ
中には、毎年、ほぼ同じ試験が行われることもあり、過去の質問を繰り返し練習することが非常に重要です。
まったく同じ問題が出なくても、過去の試験で出た問題を勉強することは大切です。
仮に同じ問題が出なくても傾向を知ることには繋がります。要点を整理するという観点から見ても重要です。
できれば1ヶ月前ぐらいから過去問を入手できるように少しづつ情報を交換していきましょう。
期末試験の勉強の2つ目のステップは、授業で配布されたプリントに目を通すことです。
基本的な勉強としては過去問の研究と授業で配布されたプリントと授業ノートを整理すること。
この要素があれば試験の勉強の基本的な対策は可能です。特に先生が授業中に例題などで出した問題は試験にも出る可能性が高いため必ず復習をするようにしましょう。
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余裕があれば、、教授の本を読むことです。
特に、エッセイ関係の問題で高得点をとるのに効果的です。
多くの講義では、教授自身の本が教科書、副教材に指定されています。テストの前に少なくとも1回お読みください。
どの教授がどんな研究しているか、どのような問題が重要であるかの一般的な傾向を知ることができます。
大学での学習中に壁にぶつかった場合の対処方法をいくつか紹介します。
勉強が難しいのは当然です。大学の講義は、専門の教授によって行われるため、高度な内容も多いためです。
さらに、大学の教授は、「学習の専門家」であるが「教える専門家」ではないため、話すことが苦手なこともあります。
まずは困ったら研究室や講師室で質問をしましょう。
授業後に教授に質問することができます。
少し行きにくいかもしれませんが、恥ずかしがる必要はありません。
積極的に質問に行けば多くのケースは喜んで教えてくれます。
教授と一対一なら、理解していないことを「もう少し詳しく教えてください」と聞くことができるので、理解がスムーズに進みます。
また、入門書を読む方法もあります。
講義を理解していないと、「自分の頭が悪いの?」と落ち込んでしまうかもしれませんが、初心者向けの専門書を読んでみることです。まずあなたのレベルに合った要点を見つけ、基本から十分に学びます。
入学直前に一生懸命勉強していた人、勉強する意欲を失った人は、大学に入学した後、学習目標を見失うことも多いです。
高校生には志望校に合格するという理解しやすい目標がありますが、大学生は勉強を続けているところから何かを得ることができると感じる可能性は低くなります。自分なりの目標を作ることが大切です。
一つの方法としては資格試験を受けることです。
資格試験を受験すると、具体的な目標を設定できるため、ぼやけがちな学習の目的を明確にすることができます。
TOEICやTOEFLなどの英語の資格は特に人気があります。外国語はあなたの進歩を確認する明確な方法であり、卒業後の武器になる可能性があります。
終わりに
周りの人が静かに遊んだり勉強したりするのを楽しんでいる間、恥ずかしくなったり、もう勉強したくないと感じることがあります。
一生懸命勉強することは素晴らしいことですが、どこかで壁を感じることもあります。「1日X時間まで学習する」などの上限を自分で決めて勉強するのも方法の一つです。気分を変えることができるはずです。
大学は勉強するだけではありません。サークル活動は、大学でしかできない体験の1つです。
バランスの取れた方法で他のアクティビティを組み込むことにより、学習と生活のバランスを取ることが重要です。
同じ目標に向かって学習している友人がいる場合は、励まし合って一緒に勉強することをお勧めします。